はちみつとまと

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Posted by wacco on

おばあちゃんのこと。

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私と2つ下の妹がまだ小さかった頃、実家の旅館が忙しかった。両親は早朝から夜遅くまで息つく暇もなく働いていた。だから、巡拝客で特別忙しい春休みには、別館におばあちゃんと寝泊りした。おばあちゃんは早起きで、毎朝日課のラジオ体操をしている姿をぼんやりと覚えている。夏休みには、車で30分ほどのところにあるおばあちゃんの家にふたりして預けられた。いとこたちと、蚊帳の中で眠った。おじいちゃんの軽トラの荷台に乗っ...

ないた赤おに つづきの続き

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その日のうちに山に出かけていきました。赤おにの家の戸口に立ちながら、「赤さん、赤さん、こんにちは。」「ようこそ、ようこそ。さあ、どうぞ。」おには、にこにこ顔で出むかえました。木のかべ、木の床、円い食たく。かべには、あぶら絵がかかっていました。その絵というのは、おにとひとりの人間の子が、かかれていました。うれしそうな赤おにと子どもの顔とが、いきいきとえがきだされて見えました。赤おには、お茶とおかしも...

ないた赤おに つづき

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すると、そのとき、ひょっこりと、ひとりのお客が戸口のまえにやってきました。お客といっても人間のお客さまではありません。なかまのおにでありました。なかまのおにでも赤いおにではありません。つめの先、足のうらまで青いという青おになのでありました。遠い遠い山おくの岩の家から雨雲にのってきたのでありました。「どうしたんだい。ばかに手あらいことをして。 きみらしくもないじゃないか。」赤おには青おにに、どうして...

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